思うこと。

2011年11月2日 演劇
今回、ギリギリまで仕事と私事でいっぱいいっぱいだった私は、稽古に集中しきれず酷い状況で周りに迷惑をかけた。
舞台だけを考えられるようになってからは、自身の事で精一杯になってしまい、周りを見る程の余裕が持てなかった。
若いメンバーばかりの今回の舞台では、少しでも力になって上げるべきだったのに。

自分の怠慢、我が儘、力不足、etc…色々な事が、今回の状況を招いた。

やってあげられる事、してあげられる事を、与えてあげられなかった。
きっと、もっと色々な事を見せてあげられたはずだ。
もっと先の違う世界を観れたはずだ。
色々な事が重なった時に見える、自分がいるより上の視点を。感覚を。

今回共演したキャスト・スタッフは、本当に良い子達ばかりだった。
エネルギーに満ちた彼・彼女らは、やる気に溢れ、常により良さを求め、考え動き続けていた。
その結果が、今回の舞台だ!
たくさんの人に観てもらい、たくさんの人に楽しんでいただき、たくさんの賞賛の声を戴いた!
これは、彼・彼女らの行動の結果。
うまくいかず苦しんだり、悔しくて泣いてしまったりしても、精一杯やり続けて創り上げた舞台(もの)だ。
俺があーだこーだ言うのは烏滸がましいし、お門違いだ。

…でも、そう思えてならないのだ。
そんな彼・彼女らだからこそ、『もっと』先を、『もっと』良い物を手に入れられたかもしれないと。
それが悔しくて、悔いが、後悔の念が今も身体に残る。
見せて上げられなかった。
踏み台になって上げられなかった。
苦しんでも悩んでも、もっと伸び伸びとやらせてあげたかった。その力になりたかった。
今言っていることは、自分のエゴでしかない。
でも、そうしたいと思わされる子達だったのだ。
あの子は、もっと伸びただろう。
あの子は、色々な事を得られただろうと。
悔しい。悔しい。悔しい。
情けない…。
不甲斐ない自分が情けなかった。
ずっとずっと、身体に渦巻いている。

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